Darwin Streaming Server

もともとは Apple がつくっていたストリーミングサーバソフトなんだけど、それを Darwin project で APSL(Apple Public Source License) のもとオープンソースにしたもの。 なのでソースコードの入手には ADC(Apple Developer Connection)に登録する必要がある。
ADC に登録したら、ダウンロードページより、Darwin Streaming Server のソースコードがダウンロードできるので、それを /usr/ports/distfiles に置いて、/usr/ports/net/DarwinStreamingServer に移動して、make install でインストールはできる。

ports でインストール終了後、画面にさまざなまメッセージが表示されているので、それにしたがって、DarwinStreamingServer 管理用のユーザを追加する。
具体的な方法はディスプレイに表示されているし、それを見逃したなら、/var/db/pkg/DarwinStreamingServer-5.0.1.1_1/+DISPLAY にも書かれているが、

# qtpasswd -c $USER
# echo admin: $USER > /usr/local/etc/streaming/qtgroups

上記のコマンドを root で実行すれば、ユーザが追加される。
あとは /usr/local/etc/rc.d/ に darwin_streaming_server.sh と streamingadminserver.sh という起動スクリプトが用意されているのでこれに start の引数をつけて実行すれば、DSS は起動する。

DSS が起動すれば、http://$HOST:1200/ にブラウザでアクセスして、表示される画面に先ほど設定した管理者ユーザ名とパスワードを入力して、管理画面を表示することができる。

とりあえず、QuickTimePlayer を起動して rtsp://$HOST:554/sample_300kbit.mov を「新規プレイヤーでURLを開く」で開いてみよう。 おそらく QuickTime のサンプル動画が見れるはずだ。

この動画ファイルの実体は、/usr/local/share/DarwinStreamingServer/movies にあるので、ここに mov ファイルを置けばいい。mov ファイルをつくるには有料のエンコーダーを使用するしか方法はないようで、一番安い方法は QuickTimePro の \3780円になる。

QuickTimePro を使えば、ライブストリーミングも出来るかもしれないのだけど、自分は QuickTimePro を買ってまで使用とは思わないので、とりあえず DSS はこれで終わり。
DSS にはもちろん MP3 の配信機能もあるのだけど、基本的に1曲ずつの配信で、複数の MP3 ファイルを連続的には威信するときには PlayList をつくる必要がある。 この PlayList は MP3 ファイルの位置を列挙したものになり、曲を増やしたり減らしたりする旅につくり直す必要がありちょっと使いにくい。 DSS には SHOUTcastプロトコル互換の機能があり、WinAMP + DSP Plugin による MP3 の配信の方が PlayList をつかったものより楽だと思うので、そちらでまとめて説明する。