逍遥京都

京都新聞の土曜日夕刊に「逍遥京都」という連載がある。

藤氏晴嵐という人が修学院離宮とか大文字山とかにでかけて、そこの様子を書いているんだけど、その文体が旧かな使い的とでもいうのか、ちょっと古い文体でその記事を書いている。

最初の方を引用してみると、

春の日を包みし諸々の塵は失せ、今は研ぐが如き清澄の景を見ゆ。 揺るぎなき青空(せいくう)は夏の陽を注げど、行く風はあくまでも軽し。

というような感じ。

さすがに新聞なんで旧字体はつかってないけど、旧字体で書く方が違和感なさそうな文体。 書いている内容も詩的な描写がおおい為か文章がえらく美しく感じる。 なんか日本語ってこんなに綺麗だったんだなということを再認識してしまうし、こうやって書かれている文章がしっくりとなじむ感じがする。

こういう綺麗な文章が書けるようになりたいなと思う。