BlackBerry

カナダのRIMが開発・販売している BlackBerry なるスマートフォンが欧米のビジネスマンの間で大人気なんだそうだ。
実体はメールとウェブができるQWERTYキーボード付き携帯電話ということで、ウィルコムW-ZERO3 なんかと同じようなものの様子。 写真とか見るとそれよりはもうちょっとゴツイもののようだけど。


メールとウェブの出来る携帯電話という事で、普通の携帯電話との際はほとんどないんだけど、違いとしては企業向で、企業内の Exchange Server とか Lotus Domino なんかに届いたメールを BlackBerry に転送できたり、それらのグループウエアとのスケジューラーやアドレス帳との連携ができるというのが特徴になっている。


そういうグループウェアとの連携のために、企業のネットワークとインターネットの境界に BlackBerry Enterprise Server をおく必要がある。 そのサーバの使用料(?)などで、クライアント1台あたり5000円ほどの使用料と、その他にネットワークキャリアへの通信料がいるかたち。


先にも書いたように欧米ではこれがかなり人気なようなんだけど、正直なところなにがそんなに嬉しいのか、既存の携帯電話との差別化要因がほとんどわからない。


この BlackBerryNTTドコモが日本の代理店になって販売を始めている様子。 いまのところ日本語のメールは受信できるけど、日本語にきちんと対応していないので、日本語でメールが送れないという問題があるようだけど、RIMあたりは6月だったかに日本語対応した BlackBerry を発売するとしているので、それ以降に日本でも流行るのかも知れない。


ぱっと見たところ既存の携帯電話との差異はグループウェアとのシームレスな統合というのが売りのようなんだけど、そうでるなら BlackBerry が日本で売れるには企業においてグループウエァがどの程度利用されているのかがネックになるだろうなと思う。



うちの会社でグループウェアの導入支援とかやってるので、今後の動向がちょっと気になる話。 まあNTTドコモによると、サーバと端末合わせての導入になり、大体200万からということなので、導入できる企業は結構限られてきそうだけど。