評価

人であれ物であれそれを評価するということは、自分がそれからどのようなことを受け取っているのかを相手に表明することであり、それは自分がどのような人間であるかを相手に示すことになると自分は考えている。

こうやって日記を書いているときにはテーマや内容は自分で決められるので、内面を書いているように見せかけつつも、いろいろと偽ることは可能である。 しかし、人やものを評価するときには対象となるものはそこにあり、それを自分のものさしで測り、どのようなものであったかを表明しなければならない。 ここに他人のものさしを持ってくることは不可能で、自分で測った結果を過大評価して表明しても、過小評価して表明しても、そのことに意味はなく自分のものさしありのままを相手に見せることになる。

(自分が対象を過大評価や過小評価してそれを表明しても、なぜ?と聞かれたときに理由を答えることはできない。 自分がそれを自分のものさしで測ったときのみ、なぜそうなのかを説明することができる。)

おそらくはそうやって様々なものに対する評価を聞くことが、その人がどのような人なのかを知るには一番確実な方法なのではないかと思う。