お金をもらう

自分の仕事のひとつに個人の家に行ってパソコンのサポートをすると言うのがある。 これは自分に直接依頼がある場合もあるし、電気屋さんやパソコン教室を通して依頼がある場合もある。
電気屋さんやパソコン教室を通して依頼が来る場合は話が楽で、お客さんにお金を請求するのはそっちがやってくれる。 で、自分は大体1時間とか一仕事いくらと言う形で、そこからお金を頂く。
自分に直接依頼が来る場合がちょっと難しい。 というのも、基本的に1時間いくらと言う形で決めてはいる。 決めてはいるがその作業内容は千差万別でデジカメの写真をパソコンに移す方法が知りたいというのから、パソコンの具合がなんかおかしいので見てほしいというややこしいのまで、いろいろある。
で、作業内容と時間とが比例するのであれば話は簡単なのだが、たとえば普通の人ではまずわからないような難しいことであっても、何度も経験していたり、その前に調べていたりで前もって知識や準備があるから、すぐに終わる。
そうなると基本的に素人さんが相手なので、どんなに高度な事や前準備が必要な事をやっていようと、なにをやっているのか相手はわからないので、かかった時間しか見ない。
よって高い金額は請求しにくい。
逆に自分が原因がよくわからず、なんども試行錯誤して、調べたりいろいろしてようやく解決できたような事は、ある意味お客さんのトラブルを使って自分が勉強させてもらったようなもので、時間がかかってはいるがその時間は自分が試行錯誤や調べ物をするための時間だったりする。
そうなると時間はかかってるのである程度のお金は請求しないと駄目だけど、やってる内容は自分が勉強したということになり、これもまた高いお金を請求するのは心苦しい。
この辺のことはお金を請求するたびにいつも悩む。
自分を売るというのは難しい。