えんこ

う がついた人はダウト

普通エンコードというと、音楽ファイルや動画をよりファイルサイズが小さい形式に、変換することを指すことが多い。 ような気がする。 とりあえず話が進まないのでそうしとく。

音楽ファイルのエンコードの場合は、元ソースは大抵CDになり、CDから音を取り出して、それを MP3 なり、ogg なり、場合によっては AAC に変換する。 その際にフロントエンドが何であれ、結局は変関係式とビットレートを選択して実行するだけで、エンコードされたファイルができあがる。 このときにいったん wav で取り出して、レベル調整とかカットとかの編集を加えたりすることもできるけど、そこまでする必要はほとんどないし、大抵は先に書いたような作業で終わり、エンコードされたファイルは誰がやってもほとんど同じものができあがる。


これが動画となると話は一気に難しくなる。

元となるソースは大まかに、DVD、TV、DVカメラなどがあり、DVDならそのままエンコードしてしまえばいい。 でもTVやDVカメラがソースの場合は、ノイズ除去やゴースト除去なんかのフィルタ作業や、CMなどの不要な部分のカットと言った編集作業が必須になる。 動画編集において特に問題になるのが、このノイズ除去やゴースト除去に代表されるフィルタ作業で、フィルタのパラメータやフィルタをかける順番なんかでできあがる動画の画質とかファイルサイズが大きく変わってくる。 で、このフィルタもアルゴリズムなんかによっていくつか種類があり、どれを使うかでも出来が違ってくるし、ソースによって使うフィルタ、使わないフィルタがあったりする。 動画のエンコードの一番大きいミソはこのフィルタ作業にあると思う。

その次に大きいミソがエンコーダーの設定。

MPEG2や無圧縮AVI等の動画ファイルを、圧縮された形式に変換するやくわりをはたしているんだけど、これの設定がまた難しい。 代表的な設定項目が量子化ビットレート。 これを大きくすれば画像は綺麗になるけど、ファイルサイズが大きくなる。 エンコードする目的の大半はファイルサイズを小さくすることだし、量子化とかビットレートはできるだけ下げたいが、画質はできるだけ元の画質を維持したい。 この2つの要求の丁度良いバランス点を以下にして探すか。 エンコーダーによっても得手不得手があったりするから、そこらへんも場合によっては気にする必要がある。


結果に影響を与える問題は一杯あるのに、その結果である動画を判断するのは人で、判断基準はその人の好み。 ようするに正解がない。


動画のエンコードははまると本当にきりがない。 ということを実感した徹夜明け…